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科学哲学者柏木達彦のプラトン講義

角川ソフィア文庫 SP G−105−2

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-04-409415-7
4-04-409415-2
税込価格 817円
頁数・縦 283P 15cm

商品内容

要旨

科学は世界を正確に映し出しているか。言葉と実在の繋がりに疑問を抱く物理専攻の咲村紫苑が、科学哲学者・柏木達彦を再び訪ねる。古都の大学、晩秋の課外授業が始まった。プラトンの描く理想国家・アトランティスが星空にあったとする驚くべき学説を紹介する柏木。かつて存在するとされたものが後の研究で存在しないと修正されることがある科学の歴史。そこにひそむ根源的観念論とは。「知る」と「信じる」の関係を解き明かす柏木シリーズ第2弾。

目次

第1話 紫苑の疑問(前期試験
フロギストン ほか)
第2話 送別会(後期授業の準備中に
知識と事実の親密な関係 ほか)
第3話 星空のアトランティス(アメリカ先住民の遺跡
なんのための「まじないの輪」か? ほか)
第4話 秋深き(両手に花?
観念論 ほか)

出版社・メーカーコメント

秋深まりゆく古都の大学。化学物質フロギストンから謎の大陸アトランティスへと、言葉と実在の関係を巡って深まる、科学哲学教授・柏木達彦と咲村紫苑の課外授業。その行方とは?柏木達彦シリーズ第2弾!

著者紹介

冨田 恭彦 (トミダ ヤスヒコ)  
1952年、香川県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。同大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学博士(文学)。専攻は哲学。ハーバード大学客員研究員などを経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)