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宮古行「快速リアス」殺人事件 トラベル・ミステリー

ノン・ノベル 875 十津川警部捜査行

出版社名 祥伝社
出版年月 2010年6月
ISBNコード 978-4-396-20875-2
4-396-20875-8
税込価格 922円
頁数・縦 219P 18cm

商品内容

要旨

前科二犯の荒木圭介が盛岡発宮古行「快速リアス」の車中で毒殺された。直後、東京で起きたクラブママ殺しの容疑者として、十日以上前に検挙された男が、突然、事件当夜は荒木と飲んでいたと言い出した。証言者はすでにこの世にいない。なぜこのタイミングでアリバイを主張したのか?捜査を開始した十津川警部は、荒木がインターネットで列車を使う怪しげな仕事を引き受けていたことを知る。事件の鍵は岩手のローカル線にあるのか。十津川は、荒木が乗車した一三時五一分発「快速リアス」に乗り込んだ…。

出版社・メーカーコメント

山田線、指宿枕崎(いぶすきまくらざき)線、函館本線、箱根登山鉄道――― ローカル線が“事件”を呼ぶ! ルート、ダイヤ、駅舎…… 地方鉄道を利用した殺人 十津川警部は巧妙なトリックを見破れるか!? 前科2犯の荒木圭介(あらきけいすけ)が盛岡(もりおか)発宮古(みやこ)行「快速リアス」の車中で毒殺された。直後、東京で起きたクラブママ殺しの容疑者として、10日以上前に検挙された男が、突然、事件当夜は荒木と飲んでいたと言い出した。証言者はすでにこの世にいない。なぜこのタイミングでアリバイを主張したのか? 捜査を開始した十津川(とつがわ)警部は、荒木がインターネットで列車を使う怪しげな仕事を引き受けていたことを知る。事件の鍵は岩手のローカル線にあるのか。十津川は、荒木が乗車した13時51分発「快速リアス」に乗り込んだ……。 <著者のことば> 時刻表を見ていると、飽きるということがない。オヤッと思うことや、これは何だろうという疑問が浮かび、小説を書く意欲がわいてくる。空想、妄想も膨(ふく)らんでくる。 取材には、取材の楽しみがある。地方に行ったり、列車に乗ったりするのも好きだ。同じ土地に、2度目、3度目という場合もあるが、必ずといっていいほど、思いがけない、新しい発見や出会いが、待っている。 この2つが、私の、創作の源泉、といっても過言ではない。 この短編集は、ローカル線にまつわるミステリーを集めたものである。

著者紹介

西村 京太郎 (ニシムラ キョウタロウ)  
38年「歪んだ朝」で第二回オール讀物推理小説新人賞、40年『天使の傷痕』で第十一回江戸川乱歩賞を受賞。平成16年に日本映画テレビプロデューサー協会・エランドール賞特別賞、17年には第八回日本ミステリー文学大賞が贈られた。著作五百冊を目指すミステリー界の第一人者。昭和5年東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)