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実録江戸の悪党

学研新書 083

出版社名 Gakken
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-05-404580-4
4-05-404580-4
税込価格 858円
頁数・縦 287P 18cm

商品内容

要旨

世界に冠たる百万都市・江戸は高度で華やかな文化に満ち溢れていたが、悪知恵を働かせるしたたかな「悪党」たちもまた、江戸文化の重要な担い手であった。「悪」という切り口で見れば、義の人といわれる人物の悪の側面や、悪党といわれる人物の意外な事績など江戸の真相が見えてくる。

目次

第1章 金のためなら(大名相手に取り込み詐欺の度胸・岡本大八
作られたお岩の祟り話・田宮伊右衛門 ほか)
第2章 泥棒稼業のテクニック(同心を唸らせたスリの名人・坊主小兵衛
義賊にあらざる小心者・鼠小僧 ほか)
第3章 盗賊団の素顔(刑死して神とされた盗賊・高坂甚内
謎に包まれた五人組盗賊団の頭目・雲霧仁左衛門 ほか)
第4章 暴力に理あり(夢と潰えたクーデターの真相・由井正雪
騙し討ちの旗本奴の罪と罰・水野十郎左衛門 ほか)
第5章 権力の甘い匂い(将軍の背後で蠢いた権力の黒幕・徳川治済
将軍家乗っ取りを夢見た破戒僧の娘・お美代の方 ほか)

著者紹介

山下 昌也 (ヤマシタ マサヤ)  
高知県生まれ。中央大学商学部卒。文献・史料を渉猟し、歴史に埋もれた人物・逸話を蒐集、歴史読み物から小説まで多くの著作を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)