• 本

百年文庫 21

出版社名 ポプラ社
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-591-11903-7
4-591-11903-3
税込価格 825円
頁数・縦 134P 19cm

商品内容

要旨

身近な人たちのために働き続けたレナは、生涯、独身だった。平凡な女性が「まるで英雄」のような死を迎えるまでを描いたシュトルムの『レナ・ヴィース』。売れない画家「ベアマン爺さん」が若い命をつなぐために成し遂げた愛の仕事(オー・ヘンリ『最後の一葉』)。両親の顔も知らずに路地裏で育ったクリスチーネは、水汲み、洗濯、子守りなどをしながら人間の醜さばかりをみて暮らす。そんな女性が罪と絶望の果てに人間愛を知るヴァッサーマンの『お守り』。熱い涙が溢れる三篇。

著者紹介

シュトルム (シュトルム)   Storm,Theodor
1817‐1888。ドイツの小説家、詩人、法律家。生涯の大半を法律家として過ごしながら、若い頃から創作活動を行なって、哀愁と情趣に満ちた短篇を残した
ヘンリ,オー (ヘンリ,オー)   Henry,O.
1862‐1910。アメリカの小説家。本名ウィリアム・シドニー・ポーター。36歳のとき、横領罪で有罪判決を受け、服役中にオー・ヘンリの筆名で短篇を書き始める。出所後、市民の哀歓を描いた作品が人気を呼ぶ
ヴァッサーマン (ヴァッサーマン)   Wassermann,Jakob
1873‐1934。ドイツのユダヤ系作家。少年時代から文学に親しみ、リルケ、ホーフマンスタール、トーマス・マンらと交流。1897年の『ツィルンドルフのユダヤ人』で注目され、理想を求めて苦闘する人々を描いて人気を得た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)