• 本

ふかいことをおもしろく 創作の原点

100年インタビュー

出版社名 PHP研究所
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-569-78139-6
4-569-78139-X
税込価格 1,210円
頁数・縦 117P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • おもしろさという言葉のふかさ

    作家・劇作家として知られた井上ひさし、彼に少し近づける一冊。どのようにして育ち、生きてきたかに触れることで、彼の言葉がすっと染み込んできます。インタビューの答えの端々に見え隠れするユーモア、伝えたいこと・・・井上ひさしを知らなくても、彼の人となりが浮かんでくるようです。肩にチカラが入ってる気がする(特に、若い世代の)人におすすめしたいです。

    (2014年3月31日)

商品内容

要旨

児童養護施設で立てたゆかいな人生計画、たくましかった母のこと、遅筆の理由と創作術、井上流・超読書法、ユーモアの大切さ…今、若い世代に伝えたいこと。

目次

父から受け継いだもの
僕の戦争体験
物語に魅せられて
本とのつき合い方
母の波瀾万丈人生
児童養護施設の青春
人生の時刻表作り
挫折して釜石へ
国立療養所に勤めて
文学との出会い
浅草フランス座へ
懸賞応募からプロの道へ
僕の創作術
劇作の喜び
笑いとは何か
文学が持つ力
変化する言葉
日本語の新世紀
デジタルの時代に
一〇〇年後の皆さんへ、僕からのメッセージ

出版社
商品紹介

作家志望の父から受け継いだ創作意欲、映画と本の感想で授業が免除された高校時代、大学入学後の挫折から劇作家になるまでを語る。

著者紹介

井上 ひさし (イノウエ ヒサシ)  
1934年11月16日、山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。作家、劇作家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。戯曲『うかうか三十、ちょろちょろ四十』が芸術祭脚本奨励賞を受賞。64年からNHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』(共作)の台本を執筆。69年に、『日本人のへそ』で演劇界にデビュー。72年には、『手鎖心中』で直木賞を受賞。同年、『道元の冒険』で岸田戯曲賞と芸術選奨新人賞受賞。以降、戯曲『しみじみ日本・乃木大将』『小林一茶』で紀伊國屋演劇賞と読売文学賞(戯曲部門)、小説『吉里吉里人』で日本SF大賞、読売文学賞(小説部門)受賞。また『私家版日本語文法』『井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法』などがベストセラーになる。84年には劇団「こまつ座」を旗揚げ。「昭和庶民伝三部作」でテアトロ演劇賞、『シャンハイムーン』で谷崎潤一郎賞、『太鼓たたいて笛ふいて』で毎日芸術賞・鶴屋南北賞を受賞。小説『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞を受賞。2001年には、朝日賞を受賞。2004年、文化功労者に選ばれる。2009年、恩賜賞・日本藝術院賞を受賞、日本藝術院会員に選ばれる。2010年4月9日、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)