• 本

福島原発メルトダウン FUKUSHIMA

朝日新書 298

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2011年5月
ISBNコード 978-4-02-273398-6
4-02-273398-5
税込価格 814円
頁数・縦 238P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 一貫して反原発の論陣をはる著者の緊急警告

    「30歳以下のひとは、最低250KMより遠いところへ、恒久的に避難せよ」
    という驚くほどの考えも示されている。それほど取り返しのつかない、
    とんでもない事態であるということが、強く書かれている。
    原発即時廃止は、極めて簡単。やめればよいだけという主張もしている。
    そういえば、今は中部・東北は原発全面停止、東京は大部分停止の状況だが、
    多少の節電要請があるだけで、決定的に困ったことにはなっていない!?

    (2011年7月3日)

商品内容

要旨

福島第一原発の惨状は目を覆わんばかりだ。原発震災を招いた原因は何なのか。「次」を防ぐ策はあるのか。「揺れも津波も想定外」とする東電幹部や識者たち。しかし、時がたつにつれ「事故は人災」との指摘が強まっている。折しも列島は「地震激動期」に突入した。日本を救うために、原発震災の危険性をいち早く指摘していた著者が、「全原発を即、止めよ」と緊急警告する。

目次

原発震災がまた襲って来る
第1部 福島第一原発事故の「真相」(津波に暴かれた人災
東電・メディアに隠された真実
放射能との長期戦)
第2部 原発震災、ここで阻止せよ(巨大地震の激動期に入った日本
「浜岡原発」破局の恐怖
活断層におびえる「原発列島」)
完全崩壊した日本の原子力政策

おすすめコメント

福島第一原発の事故が日本全体を恐怖に陥れている。放射能災害が起これば一大事だが、単に「福島」にとどまる話ではない。地震多発国の日本に原発が54基ある。いつ起こるかわからない地震に備えて、運転を即、止めよと警告する。

著者紹介

広瀬 隆 (ヒロセ タカシ)  
1943年東京生まれ。早稲田大学卒業後、大手メーカーの技術者を経て執筆活動に入る。『東京に原発を!』『危険な話』『原子炉時限爆弾』などで原子力の危険を訴えるとともに、一貫して反原発の論陣を展開してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)