締切りを明日に控えた一色先生は、その夜、台風による停電で灯りを奪われてしまう。やむなく納戸から、赤くて大きな一本の百目ロウソクを取り出して来るのだが、それはその昔、百物語に使われたと言われているロウソクであった。怖い話を一つするたびに灯りをひとつずつ消し、やがて百個めの話を終え最後の灯りが消されると、本物の妖怪や幽霊が現れるという、あの百物語だ。構わず執筆を始める一色だったが、いつしかゆらゆらと揺れる炎に誘われ、魔物たちが・・・！！ 文庫版第17巻は、アクションコミックス24巻第253話からと25巻を収録。