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京都保津川殺人事件 長編旅情推理

ノン・ノベル 889 旅行作家・茶屋次郎の事件簿

出版社名 祥伝社
出版年月 2011年8月
ISBNコード 978-4-396-20889-9
4-396-20889-8
税込価格 922円
頁数・縦 228P 18cm

商品内容

要旨

京都嵯峨野、化野念仏寺。無数の小石仏を前に、旅行作家・茶屋次郎はある男女へ思いを馳せていた―自宅近くで火事に遭遇した茶屋は、燃えさかる家から男を救い出した。そしてその直前、家の中から女が飛び出し、闇の中に消えていた…。男にはなぜか、助けられた記憶がなく、そんな女もいなかったと言う。さらに、なんと茶屋が放火犯として疑われ、自ら疑惑を晴らすべく、男の故郷・京都へ赴いていたのだ。やがて男の背後に横たわる忌まわしい事件の存在を知った茶屋は!?旅情豊かに京都を描く傑作ミステリー。

出版社・メーカーコメント

闇に浮かぶ白い顔の女── 旅行作家茶屋次郎、京都へ捜査行! 美しき渓谷・保津川流域の魅力満載で送る、大好評の旅情ミステリー! 〈著者のことば〉 「化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)の竹林の音を、夜毎(よごと)、川の流れのように、また、人のすすり泣きのように寝床で聴(き)く少女」という設定が最初にあった。──京都には、何度も足を運びたい古刹(こさつ)がいくつかある。なかでも化野念仏寺の静寂が好きである。小さな石仏たちが語る、彼らの短かったいのちの理由には、想像を超えた物語が納められている。今回も、小石のつぶやきを聴きに、化野へ出かけた。京都嵯峨野(さがの)、化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)。無数の小石仏を前に、旅行作家・茶屋次郎(ちゃやじろう)はある男女へ思いを馳(は)せていた──自宅近くで火事に遭遇した茶屋は、燃えさかる家から男を救い出した。そしてその直前、家の中から女が飛び出し、闇の中に消えていた……。男にはなぜか、助けられた記憶がなく、そんな女もいなかったと言う。さらに、なんと茶屋が放火犯として疑われ、自ら疑惑を晴らすべく、男の故郷・京都へ赴(おもむ)いていたのだ。やがて男の背後に横たわる忌(い)まわしい事件の存在を知った茶屋は!? 旅情豊かに京都を描く傑作ミステリー。

著者紹介

梓 林太郎 (アズサ リンタロウ)  
貿易会社、経営コンサルタント会社、調査会社など、様々な職業を経て、80年『九月の渓で』で「小説宝石エンタテインメント小説大賞」を受賞しデビュー。長野県下伊那郡上郷村(現飯田市)生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)