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厭な小説 連作小説

ノン・ノベル 891

出版社名 祥伝社
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-396-20891-2
4-396-20891-X
税込価格 1,153円
頁数・縦 460P 18cm
シリーズ名 厭な小説

商品内容

要旨

「厭だ。厭だ。厭だ―」同期深谷の呪詛のような繰り言。パワハラ部長亀井に対する愚痴を聞かされ、うんざりして帰宅した“私”を出迎えたのは、見知らぬ子供だった。巨大な顔。山羊のような瞳。左右に離れた眼。見るからに不気味な子供がなぜ我が家に?しかし、妻はそんな子はいないと言う。怪訝に思う私。幻覚か?それが悪夢の日々の始まりだった―。周囲で「厭な」ことばかりが続く深谷。そんな彼にも、厄介な上司との決着の時が!ぞっとしてげんなりする、なのにやめられないバッドトリップ・ノベル登場。

出版社・メーカーコメント

本書の効用:背筋がぞわっとした後に、どんよりします。 読者(おきゃく)様、およしになったほうが… エンターテインメント界をどんびきさせた異色作品集。 お手軽サイズで登場! 知りませんからね、読んで後悔しても。 「厭(いや)だ。厭だ。厭だ──」同期深谷(ふかたに)の呪詛(じゅそ)のような繰(く)り言(ごと)。パワハラ部長亀井(かめい)に対する愚痴を聞かされ、うんざりして帰宅した“私”を出迎えたのは、見知らぬ子供だった。巨大な顔。山羊(やぎ)のような瞳(ひとみ)。左右に離れた眼。見るからに不気味な子供がなぜ我が家に? しかし、妻はそんな子はいないと言う。怪訝(けげん)に思う私。幻覚か? それが悪夢の日々の始まりだった──。周囲で「厭な」ことばかりが続く深谷。そんな彼にも、厄介(やっかい)な上司との決着の時が! ぞっとしてげんなりする、なのにやめられないバッドトリップ・ノベル登場!

著者紹介

京極 夏彦 (キョウゴク ナツヒコ)  
1963年生まれ。小説家、意匠家。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。日本推理作家協会賞、泉鏡花文学賞、山本周五郎賞に続き、2004年『後巷説百物語』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)