文化政治としての哲学
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2011年11月 |
ISBNコード |
978-4-00-024665-1
(4-00-024665-8) |
税込価格 | 3,740円 |
頁数・縦 | 282,8P 20cm |
商品内容
要旨 |
人間のすべての活動は、現世における人間の幸福をより増進させるかどうかという基準に従って評価・選択される暫定的なものであり、人知を超えた実在との接触により真理を得るという特権的な活動などはありえない。哲学もこうした暫定的な活動の一つである。この視点から著者は、咋今の哲学に対して鋭い批判的診断を行う。哲学はアカデミックに自己閉塞すべきではなく、自然科学を含めた芸術・文学・宗教・政治など他の人間活動との相互交渉を深めることで、人間や世界に関する新たな語彙や語り方の提言を行う「文化政治」としての役割を取り戻すべきであると著者は主張する。プラグマティズムの立場から現代の哲学に根底的な問いかけを行い続けたローティ最後の論文集。 |
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目次 |
1 プラグマティズムから見た宗教と道徳(文化政治と神の存在の問い |
出版社 商品紹介 |
自説を再論し、ヴィトゲンシュタインや現代の分析哲学を自らの構図に位置づけ論じる。著者最後の論集。 |