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音楽的コミュニケーション 心理・教育・文化・脳と臨床からのアプローチ

出版社名 誠信書房
出版年月 2012年12月
ISBNコード 978-4-414-30629-3
4-414-30629-9
税込価格 7,150円
頁数・縦 513P 22cm

商品内容

目次

第1部 認知、表象とコミュニケーション(音楽認知―音楽的コミュニケーションにおける制約をとらえる
ミメーシスからカタルシスへ―音楽における情動の表現、知覚、誘発 ほか)
第2部 具体化されたコミュニケーション(リズム、人間の時間性、脳機能
音楽交流と音楽コミュニティ―音楽療法と音楽的コミュニケーションのプロセスと意義 ほか)
第3部 学習と教育におけるコミュニケーション(音楽的コミュニケーションと子どもたちの音楽実践のコミュニティ
大人と幼児との音楽的コミュニケーション)
第4部 コミュニケーションの文化的文脈(音楽についての語り―アイデンティティ発達のための手段
映画における音楽によるコミュニケーションの役割 ほか)

出版社
商品紹介

演奏者から聴取者への単なる伝達ではなく、相互作用的で場の状況に依存した交流・交信手段として、学際的見地から音楽を捉え直す。

おすすめコメント

人は「なぜ」「どのように」音や音楽を用いてコミュニケーションをするのだろうか。この問いに答えるため、単なる演奏者から聴取者への伝達ではなく、相互作用的で場の状況に依存した交流・交信であるものとして音楽を捉え直す。そのうえで、教育現場、ライブステージ、商業施設、医療などでの音楽の伝わり方を、それぞれの専門分野を持つ著者たちが実際に分析している。生活のさまざまな場面で人々の心理と行動がどのように音楽の影響を受けるのかを、幅広い読者に向けて教えてくれる一冊。

著者紹介

ミール,ドロシィ (ミール,ドロシィ)   Miell,Dorothy
オープン・ユニヴァーシティ社会科学部の心理学教授であり、同大学の教育学・教育工学研究センターの研究員。三つの学術誌、Psychology of Music、International Journal of Thinking Skills and Creativity、Journal of Social and Personal Relationshipsの副編集長
マクドナルド,レイモンド (マクドナルド,レイモンド)   MacDonald,Raymond
グラスゴー・カレドニアン大学の心理学教授。二つの学術誌、Psychology of Musicの編集長とInternational Journal of Music Educationの副編集長であり、SEMPRE(教育・音楽・心理学の研究のための協会)の学会幹事を務めている。また、英国の音楽製作会社の芸術監督として、障害のある人々とともに働いている。さらに、熱練サックス奏者・作曲家として世界中で公演を行い、多くのCDを出している
ハーグリーヴズ,デーヴィッド・J. (ハーグリーヴズ,デーヴィッドJ.)   Hargreaves,David J.
レスター大学、ダラム大学、オープン・ユニヴァーシティにて教鞭をとった後、現在はローハンプトン大学の教育学教授。心理学、教育学、芸術に関する彼の著作は延べ14カ国語に翻訳された。また、スウェーデンのイェーテボリ大学の音楽教育研究所に、客員教授として長年勤めた功績により、同大学名誉博士号を授与されている。ジャズピアニストであり、教会オルガニストでもある
星野 悦子 (ホシノ エツコ)  
北海道教育大学札幌分校特設音楽課程卒業。北海道大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得退学。パリ第10大学人文学部大学院心理学専攻第3期博士課程修了(心理学博士)。現在、上野学園大学音楽学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)