• 本

ブランコ乗りのサン=テグジュペリ

出版社名 角川書店
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-04-110393-7
4-04-110393-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 317P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 「不完全であれ。未熟であれ。不自由であれ」

    そこは古き文学者の名を戴いた少女たちが集まるサーカス団。
    ブランコ乗りのサン=テグジュペリとして舞台に上がる愛涙(える)が守ろうとしているものとは……?

    華やかな世界の裏にある嫉妬と羨望と重圧。
    少女の成長が紅玉いづきの美しい文体で描かれています。

    (2013年5月12日)

商品内容

要旨

20世紀末に突如都市部を襲った天災から数十年後、震災復興のため首都湾岸地域に誘致された大規模なカジノ特区に、客寄せで作られたサーカス団。花形である演目を任されるのは、曲芸学校をトップで卒業したエリートのみ。あまたの少女達の憧れと挫折の果てに、選ばれた人間だけで舞台へと躍り出る、少女サーカス。天才ブランコ乗りである双子の姉・涙海の身代わりに舞台に立つ少女、愛涙。周囲からの嫉妬と羨望、そして重圧の渦に囚われる彼女を、一人の男が変える。「わたし達は、花の命。今だけを、美しくあればいい」。

出版社・メーカーコメント

不完全であれ。未熟であれ。不自由であれ――スポットライトと拍手が、彼女達のすべて。あまたの憧れと挫折の果てに、選ばれた人間だけが舞台へと躍り出る少女サーカス。そこは、一瞬に命をかける少女達が集う舞台。

著者紹介

紅玉 いづき (コウギョク イズキ)  
1984年生まれ、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。少女の崩壊と再生を描いた『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)