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古事記の宇宙(コスモス) 神と自然

中公新書 2211

出版社名 中央公論新社
出版年月 2013年3月
ISBNコード 978-4-12-102211-0
4-12-102211-4
税込価格 924円
頁数・縦 255P 18cm

商品内容

要旨

古代の日本人は、自然をどのように感じ取っていたのだろうか。本書は『古事記』に記された神々や神話と自然との関係を、海・植物・天地・身体など、具体的なテーマに分けて解説する。山や太陽を神とみる心は、今も生きている。いっぽうで、カラスを神の使いと見なし、桃を魔除けとして用いる信仰からは、現代人の心は遠く離れてしまった。この国の自然観の源流をたどり、『古事記』の言霊を体得しよう。

目次

第1章 天と地、そして、高天の原
第2章 ムスヒとアマテラス
第3章 海―神々の原郷
第4章 山―神と精気
第5章 植物―王権と精霊
第6章 鳥―天と地を結ぶ
第7章 身体―内なる自然
終章 言霊としての『古事記』

著者紹介

千田 稔 (センダ ミノル)  
1942年(昭和17年)、奈良県に生まれる。京都大学文学部史学科卒業。同大学大学院文学研究科(地理学専攻)博士課程を経て、追手門学院大学講師、助教授、奈良女子大学教授、国際日本文化研究センター教授等を経て、奈良県立図書情報館長、帝塚山大学特別客員教授、博士(文学)。専攻は歴史地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)