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戦後日本の国家保守主義 内務・自治官僚の軌跡

出版社名 岩波書店
出版年月 2013年3月
ISBNコード 978-4-00-025895-1
4-00-025895-8
税込価格 3,080円
頁数・縦 142,5P 20cm

商品内容

要旨

明治から昭和戦前期まで、大蔵官僚と並んで権勢を誇った内務官僚は、敗戦により内務省が解体された後も、その後継官庁で生き延び、日本の支配を担ってきた。彼らは、現役時代は国家の中枢を支え、「天下り」後は「国家の触手」として社会に働きかけた。官僚たちの思想と行動から、日本の支配構造に新たな光を当てた画期的著作。

目次

第1章 内務官僚の系譜(戦後の地方自治行政をリードした旧内務官僚たち
国家官僚制における自治省の勢力圏 ほか)
第2章 中央・地方政治への転身(戦後入閣を果たした旧内務官僚たち
内務省出身の政治家と国家保守主義 ほか)
第3章 戦後の準国家機関の再生(日本善行会
日本躾の会と日本レクリエーション協会 ほか)
第4章 準国家機関の増殖と天下りの拡大(地方行財政関連団体
宝くじ関連団体 ほか)

出版社
商品紹介

内務・自治省系エリート官僚たちの思想と行動から、戦後日本の支配構造に新たな光を当てた画期的著作。

著者紹介

中野 晃一 (ナカノ コウイチ)  
1970年生まれ。東京大学文学部哲学科および英国オックスフォード大学哲学・政治コース卒業、米国プリンストン大学で博士号(政治学)を取得。現在、上智大学国際教養学部教授、同大学グローバル・コンサーン研究所所長。専門は比較政治学、日本政治、政治思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)