• 本

肉筆幽霊画の世界

出版社名 KADOKAWA(新人物往来社)
出版年月 2013年3月
ISBNコード 978-4-404-04315-3
4-404-04315-5
税込価格 2,310円
頁数・縦 157P 21cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 顔からビーム!の幽霊もいます

    円山応挙を始めとして、美しい顔形・艶めかしい姿から、笑いを誘うもの・夢でうなされそうな形相まで、様々な肉筆画の幽霊が勢揃い。掛軸から飛び出す趣向や、幽霊の日常を描いたものまで見たことのない作品もたっぷり。果たしてこれを床の間に飾って大丈夫?と不思議に感じたが、利用法がわかると納得。なぜ女の幽霊が多い?恨みを晴らす為に出るの?といったコラムもわかりやすく、絵を説明するひと言も面白い。目がうつろな幽霊には「恨みすぎて疲れが出ました」と的確に(!?)表現。芸術品?恐いもの見たさ?は、アナタ次第です。

    (2013年6月11日)

商品内容

要旨

円山応挙、河鍋暁斎、月岡芳年など、江戸から明治の天才絵師たちが描き出した美しき恐怖。初紹介を多数含む全国各地の傑作幽霊画一〇〇点を収録した決定版。

目次

第1章 円山応挙の幽霊画
第2章 美人幽霊画
第3章 飛び出す幽霊画
第4章 怖い幽霊画
第5章 ユーモア幽霊画
第6章 親子の幽霊画
第7章 男の幽霊画
第8章 骨骨ロック骸骨画

出版社
商品紹介

この世のものならぬ、あの世の世界を体感せよ。幽霊画はどこからやって来たのか?その成立と展開を解説する。各地に伝わる作品を紹介。

著者紹介

安村 敏信 (ヤスムラ トシノブ)  
1953年、富山県生まれ。専攻・日本近世絵画史。東北大学大学院修士課程(日本美術史)修了。1979年より板橋区立美術館に勤務。現在同館館長を勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)