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ヒュッテは夜嗤う

幽ブックス 山の霊異記

出版社名 メディアファクトリー
出版年月 2013年5月
ISBNコード 978-4-8401-5199-3
4-8401-5199-7
税込価格 1,540円
頁数・縦 250P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 熱帯夜も数日間はエアコンなしで寝つくことができるでしょう。

    山を舞台にしたホラーのショートショートです。私が最後に山に登ったのは3年前の夏ですが、私のような山から遠ざかっている者にも背筋がゾクッとする話が沢山収録されています。そして、ホラーであるにもかかわらず、やたらと山に登りたい気分にさせてくれるから不思議なものです。ページをめくる手が止まらなくてすぐ読み終えてしまうかもしれませんが、ちょっとずつ読めば、数日間はエアコンなしで寝つけることができるでしょう。信州の山も沢山出てきます。

    (2013年6月26日)

商品内容

要旨

冬の閉ざされた山小屋の一室で、初夏の緑が瑞々しい登山道で、山の怪は突如として牙を剥く。遺された無念の思いが、美しさに目を奪われた人々の心の隙に入り込む。登山者を異界へと導く「山」の霊気に満ちた怪異譚。

目次

五号室
隧道
幻惑の尾根
異臭
呼ぶ声
リフト
豹変の山
赤い靴
スノーシュー
ピッケル
ツェルト
噂の公園
境界線
猫の山
鹿乃牧温泉
終焉の山
仙人の山
古の道
息子

著者紹介

安曇 潤平 (アズミ ジュンペイ)  
1958年、東京都生まれ。サイト「北アルプスの風」主宰。サイト内で怪談作品を発表、2004年に怪談専門誌『幽』で「山の霊異記」連載開始。山の怪談の第一人者として活動の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)