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文春文庫 は16−2

出版社名 文藝春秋
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-16-734704-8
4-16-734704-0
税込価格 616円
頁数・縦 285P 16cm

商品内容

要旨

北国で二組の男女が所帯を持った。水商売の正子は年若い雄・義男に未来を託し、信用金庫勤めの直子は自分と同じ高卒の孝輔に将来を賭ける。高度経済成長の時代、勤勉な彼らの商売は軌道に乗った。が、娘たち、雅美とちひろは、昭和の終焉と低迷の平成を、空虚な心を抱えて育っていく。人間と時代を容赦なく描ききった傑作長編。

著者紹介

橋本 治 (ハシモト オサム)  
1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業。77年、「桃尻娘」が小説現代新人賞佳作となり小説家デビュー。以降、小説、評論、古典の現代語訳、エッセイ、戯曲など多岐にわたる分野で旺盛な執筆活動を展開する。2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で第1回小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で第18回柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で第62回毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)