• 本

笑う警官 刑事マルティン・ベック

角川文庫 シ3−24

出版社名 角川書店
出版年月 2013年9月
ISBNコード 978-4-04-101017-4
4-04-101017-9
税込価格 901円
頁数・縦 397P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ・なぜ彼は「そこ」にいたのか? 
    ベック刑事は、ストックホルムの街はずれで起きた、市バス大量殺人事件の被害者の一人、部下のステンストルムの生前の行動を追ううちに、やがて真犯人の糸口をつかみます。
    「これからどうする?」
    「ステンストルムがやろうとして果たせなかったことをしてみるつもりだ」
    ベック以下、ストックホルム警察殺人課の刑事たちのステンストルムへの想いが、困難な捜査を解決へと導いていきます。
    大きな展開も、どんでん返しも無いのに、この小説はとにかく面白い!そして、ラスト今までずっと笑うことの無かったベックがやっと…

    (2015年9月4日)

商品内容

要旨

反米デモの夜、ストックホルムの市バスで八人が銃殺された。大量殺人事件。被害者の中には、右手に拳銃を握りしめた殺人捜査課の刑事が。警察本庁殺人捜査課主任捜査官マルティン・ベックは、後輩の死に衝撃を受けた。若き刑事はなぜバスに乗っていたのか?デスクに残された写真は何を意味するのか?唯一の生き証人は、謎の言葉を残し亡くなった。捜査官による被害者一人一人をめぐる、地道な聞き込み捜査が始まる―。アメリカ探偵作家クラブ賞受賞。警察小説の金字塔、待望の新訳!

著者紹介

シューヴァル,マイ (シューヴァル,マイ)   Sj¨owall,Maj
1935年、ストックホルム生まれ。雑誌記者・編集者を経て65年から10年間ペール・ヴァールーと“マルティン・ベック”シリーズを10作書き上げる。現在ノルウェー語、デンマーク語、英語の翻訳者
ヴァールー,ペール (ヴァールー,ペール)   Wahl¨o¨o,Per
1926年、スウェーデン南部西海岸ハランド県ツールー生まれ。新聞記者を経て作家生活に。62年執筆中の本の編集者マイ・シューヴァルと出会い、63年から共同生活。当時彼は結婚していたがその後離婚が成立。65年からマイと共同執筆でストックホルム警察本庁殺人捜査課主任捜査官マルティン・ベックを中心とする警察小説を10作書き上げた。マイとのあいだに男子が二人いる。75年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)