太陽おばば
双葉文庫 す−10−01
出版社名 | 双葉社 |
---|---|
出版年月 | 2013年12月 |
ISBNコード |
978-4-575-51637-1
(4-575-51637-6) |
税込価格 | 660円 |
頁数・縦 | 282P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
-
-
宮本信子さんでドラマ化希望です
-
おすすめ度
- 明文堂書店黒部店 (富山県黒部市)
双葉社は本当にスゴイ出版社。小説推理に掲載されたものは派手ではないが心にガツンときて波長が合うのか好きな作品が多い。本作もタイトルが「太陽おばば」でヒットしなさそうな感じがプンプンするけど自分の中の何かに手に取って読めと訴えかけくるパワーを感じた。「太陽おばば」こと耶知子さんが人の死についての諍いに関わりそれらを解決していく連作短編。軽妙な語り口でサクサク読めて亡くなった人、遺された人の想いが心に迫る、まずまずのいい話でした、最後の話を読むまでは…読み始めたときには最終話で、ラスト10ページでこんなにも涙が止まらなくなるなんて予想していませんでした。2013年最後の最後でやられてしまいました。結末、顛末を知ってから最終話を読み返すとより一層涙が止まりません。
(2013年12月21日)
-
おすすめ度
-
商品内容
要旨 |
不妊による離婚や、ままならぬ仕事のことで鬱々と過ごしていたフリーライターの舞は、耶知子さんというおばばと出会う。耶知子さんは、わだかまりを抱いたまま「死」を迎える人々の心に、不思議な力で分け入ってゆくことができた。そんなおばばと過ごすうちに舞は、ライターとしてこの世に書き残すべき本当に大切なことを見つけていた―。人間の弱さや身勝手さをも優しく包み込んでくれる、余韻切ない連作ミステリー。 |
---|