• 本

特命指揮官 警視庁捜査二課・郷間彩香

出版社名 宝島社
出版年月 2014年1月
ISBNコード 978-4-8002-2031-8
4-8002-2031-9
税込価格 1,540円
頁数・縦 343P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 2014年第12回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品となる本作は、〔捜査二課で贈収賄や横領などの知能犯罪を追う郷間彩香は、数字に手掛かりを求めて電卓ばかり叩いているため、周囲から“電卓女”と呼ばれている。そんな彩香が刑事部長の特命により、渋谷で発生した銀行立てこもり事件の指揮を任される…〕といった設定になっています。2時間かかるという通勤時間の間にスマホを使って執筆を行い、舞台となる渋谷が勤務先の梶永氏。まるで現場に居合わせているようなリアルさが伝わってくるのは、そのためかもしれません。もう1つの大賞作品『一千兆円の身代金』(八木圭一 著 宝島社)と読みくらべても面白い、おすすめの1冊です。

    (2014年3月3日)

商品内容

文学賞情報

2013年 第12回 『このミステリーがすごい!』大賞受賞

要旨

警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。三十二歳、独身、彼氏なし。捜査二課で贈収賄や詐欺、横領などの知能犯罪を追う彩香は、数字に手掛かりを求めて電卓ばかり叩いているため、周囲からは“電卓女”と呼ばれている。そんな彩香に、刑事部長から特命が下った。―「渋谷で銀行立てこもり事件が発生している。至急現場に向かい、指揮をとってくれ」。犯人から、現場の指揮および交渉役を郷間に任命するように名指しされたのだ。青天の霹靂に困惑しながらも、彩香は立てこもり現場である渋谷に急行する―。2014年第12回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。

出版社・メーカーコメント

知能犯担当女性刑事VS犯人集団の奇想天外な狙い 渋谷のデパート内の銀行で立てこもり事件が発生! 贈収賄などの知能犯を追うため電卓ばかり叩いている“電卓女”に、なぜか現場の指揮をとるよう特命が下った――

著者紹介

梶永 正史 (カジナガ マサシ)  
1969年山口県長門市生まれ。山口県立美祢工業高校機械科卒業。現在はコンピュータメーカーに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)