スターリニズムの経験 市民の手紙・日記・回想録から
岩波現代全書 024
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2014年2月 |
ISBNコード |
978-4-00-029124-8
(4-00-029124-6) |
税込価格 | 2,090円 |
頁数・縦 | 196P 19cm |
商品内容
要旨 |
大規模なテロル(粛清)が社会全体を覆った当時のソ連邦は、個人が紐帯を失ってばらばらにされた全体主義社会だったのだろうか。そうした国家のなかで人々はどのような自己形成や自己変容を経験するのか。本書は、スターリン時代以降のソ連市民が残した手紙や日記などの私的文書をもとに、抑圧的な体制に生まれ育った個人が、友人・家族などの親密な人々との交流を支えとして、精神的な「脱出」や権力への異議申し立てを行う姿を描く。個人の記憶と歴史とをつなぐ経験史を、未来への希望へと拡げる試み。 |
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目次 |
第1章 建設と抑圧の時代を生きる―一九三〇年代の若者の日記(自立した女性として―オシャーニナの日記 |
出版社 商品紹介 |
抑圧的体制下の個人・親密圏・権力の相互作用に着目し、個人の自意識の変容や権力への抵抗の契機を探る。 |