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図説人体イメージの変遷 西洋と日本古代ギリシャから現代まで

岩波現代全書 027

出版社名 岩波書店
出版年月 2014年3月
ISBNコード 978-4-00-029127-9
4-00-029127-0
税込価格 2,310円
頁数・縦 232,6P 19cm

商品内容

要旨

現存する最古の解剖図/レオナルド・ダ・ヴィンチの解剖手稿/江戸時代の腑分け図/蝋細工の解剖模型…古今東西の解剖図譜から読み解く。

目次

1 黎明期の人体イメージ―古代から16世紀まで(人体を表現する試みが始まる―文章と単純な図による表現
ルネサンスの芸術家が人体を解剖する―ミケランジェロとレオナルド
印刷と芸術を用いて人体が表現される―ヴェサリウスの『ファブリカ』
人体を探求し表現する試行錯誤―ヴェサリウスを超えるための試み)
2 成熟する人体イメージ―17世紀から18世紀まで(情念を表出し理念を解放する―古典の崩壊とバロック
人体への探究を深化させる―人体表現のリアリズム
理性に基づいて普遍と理想を求める―啓蒙思想と博物学
人体を社会に向けて表現する―解剖標本、蝋細工)
3 多様化する人体イメージ―19世紀から現代まで(臓器の病的な変化を表現する―柔らかな陰影を表現するリトグラフ
人体を体系的に理解する―木口木版画による図と文章の統合
人体についての知を表現する―写真製版による表現力の拡大
人体をありのままに見せる―医療画像と実物の迫真力)
4 日本人の人体イメージ(死を描く―中世ヨーロッパの「死の舞踏」と日本の「九相図」
腑分けの刑死体を描く―江戸時代の解剖図
江戸時代の蘭学から明治のドイツ医学へ―西洋から医学を学ぶ
遺体と解剖体の境目―欧米と日本の解剖体事情)

出版社
商品紹介

人体はどのように認識・表現されてきたか。日欧でどう違うのか。古今東西の解剖図譜から読み解こう。

著者紹介

坂井 建雄 (サカイ タツオ)  
1953年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。同解剖学教室助手、ハイデルベルク大学留学、東京大学医学部助教授を経て、順天堂大学医学部教授(解剖学・生体構造科学)。専門は、解剖学、医学・解剖学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)