ケモノの城
出版社名 | 双葉社 |
---|---|
出版年月 | 2014年4月 |
ISBNコード |
978-4-575-23858-7
(4-575-23858-9) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 375P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
-
-
読者をも巻き込み翻弄する恐ろしさ
-
おすすめ度
- 大垣書店京都ファミリー店 (京都府京都市右京区)
推薦コメントやキャッチコピーに尻込みされた方も多いのではないでしょうか。確かに残酷な場面は立て続けに、物語の中盤以降息つく暇も与えてくれないほどに描かれています。けれど本当に恐ろしいと感じたのは、それを語る人間の滔々とした口調と、周囲から見れば凄惨極まりない異常な状況下を受容している心理でした。読み進めるうちに、読者もまたこの異常さを受け入れざるを得なくなる…そんな意味でも怖い作品でした。
微妙にずれている時間軸、読者の推理を裏切る展開、タイトル「ケモノの城」の意味。それらすべてをひっくるめて、読了後にはこの作品の恐ろしさに思わず嘆息してしまいます。(2014年8月14日)
-
おすすめ度
-
商品内容
要旨 |
ある街で起きた監禁事件。保護された少女の証言に翻弄される警察。そんな中、少女が監禁されていたマンションの浴室から何人もの血痕が見つかった―。あまりにも深い闇に、果たして出口はあるのか?小説でしか描けない“現実”がここにある―。圧倒的な描写力で迫る衝撃のミステリー。 |
---|---|
出版社 商品紹介 |
少女が警察に保護を求めてきた。同じ部屋で暮らしていた女も警察に保護される。2人は事情聴取に応じるが、その内容は食い違い――。 |