• 本

水やりはいつも深夜だけど

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2014年11月
ISBNコード 978-4-04-102134-7
4-04-102134-0
税込価格 1,540円
頁数・縦 238P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 読むたびに、日常の膿を炙り出すのが上手いなぁ……と思う作家さんの一人。選びとったのは自分のはずなのに、あったかもしれないもう一つの人生を想ってみたり、日々の中で少しずつ溜まっていく澱に足をとられてしまったり。そんな時にでた思わぬ行動によっておこる波はどう変化してゆくのか。人の傷を抉るようでいてどこか優しい希望の光のある作品だと思います。

    (2014年12月12日)

商品内容

要旨

セレブママとしてブログを更新しながら、周囲の評価に怯える主婦。仕事が忙しく子育てに参加できず、妻や義理の両親からうとまれる夫。自分の娘の発達障害を疑い、自己嫌悪に陥る主婦。出産を経て変貌した妻に違和感を覚え、若い女に傾いてしまう男。父の再婚により突然やってきた義母に戸惑う、高一女子。同じ幼稚園に子どもを通わせる家々の、もがきながらも前を向いて生きる姿を描いた、魂ゆさぶる5つの物語。

出版社
商品紹介

教育熱心な家々に囲まれ、周りの目を気にしながら取り繕う毎日。こんなはずではなかった……。理想と現実の狭間でもがき苦しむさまざまな家族のカタチを、生々しくリアルに描いた、家族短編集。

著者紹介

窪 美澄 (クボ ミスミ)  
1965年、東京都生まれ。短大中退後、広告制作会社、フリーの編集ライターを経て、2009年、「ミクマリ」で第8回女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞しデビュー。11年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』で第24回山本周五郎賞を受賞、本屋大賞第2位に選ばれた。12年、『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)