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戸籍のない日本人

双葉新書 108

出版社名 双葉社
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-575-15459-7
4-575-15459-8
税込価格 935円
頁数・縦 255P 18cm

商品内容

要旨

離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子と推定する―DNA鑑定などなかった明治時代の民法772条規定により、戸籍が取得できない無戸籍者が日本には推定で数万人もいる。住民票はない、運転免許証もパスポートも取れない。本書では「当たり前の生活」さえ困難な無戸籍者の苦悩を紹介し、どうしたらこの問題が解決できるのかを追求していく。

目次

1章 大人になった無戸籍児(国家資格の登録証に本籍地の記載なし
修学旅行、行けへんねん ほか)
2章 無戸籍の連鎖(親子2代にわたる無戸籍
「どうせ何も変わらない」という無力感 ほか)
3章 見えない存在(所在不明児でさえなかった女の子
不幸な生い立ちと前科5犯 ほか)
4章 なぜ無戸籍問題は解決できないのか(家族の実態と法律の決定的なズレ
戸籍制度と家制度 ほか)
5章 責任は政治家にあり(幻となった議員立法
自民党保守派につぶされた特例法案 ほか)

おすすめコメント

日本には無戸籍の人々が推定1万人以上もいる。パスポートも運転免許も取れない、医療保険もない彼らの現状をつまびらかにする。

著者紹介

秋山 千佳 (アキヤマ チカ)  
1980年生まれ、東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。記者として大津、広島の両総局を経て、大阪社会部、東京社会部で事件や教育などを担当。2013年に退社し、フリーライターに転身。『戸籍のない日本人』が初の著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)