飽くなき欲の秘蹟(サクラメント)
ガガガ文庫 ガお8−1
出版社名 | 小学館 |
---|---|
出版年月 | 2015年7月 |
ISBNコード |
978-4-09-451559-6
(4-09-451559-3) |
税込価格 | 652円 |
頁数・縦 | 294P 15cm |
シリーズ名 | 飽くなき欲の秘蹟(サクラメント) |
商品内容
要旨 |
「異能」は超能力や秘蹟など、そんな呼ばれ方をする不思議な力だ。それは人の願いと共に現れ、いつのまにか消えていくひとときの奇跡。そう稀少なものでもないが誰もが自由に手にできるものでもない。だから持たない者は思う―自分も欲しいと。そしてそこにビジネスチャンスが生まれ、異能転売業が生まれた。主人公・世杉見識の働く秘蹟商会もそんな異能転売業社の1つである。まだまだ規模は小さいが、明日の成功を夢見て彼らは日夜奮闘しているのであった。第9回小学館ライトノベル大賞審査員賞受賞作。 |
---|
おすすめコメント
もしかしてお姉さん、異能持ちですか? 僕――世杉見識は目を放すとすぐサボる、意識の低いアルバイトである。自慢することではない。バイト開始当初は、「能転売業なんてうさんくさ過ぎる、すぐに逃げよう」なんて思っていたけど、異能関係者は変わっている人が多くて、ちょっと楽しいと感じている。異能というのは――超能力とか秘蹟とか、そんな呼ばれ方をする、とにかく不思議な力のことだ。それは人の願いと共に現れ、いつのまにか消えていく、一時の奇跡である。そう稀少なものでもないが、誰もが自由に手にできるわけではない。だから、持たない者は皆こう言う――自分も欲しい。欲しいと思う人がいるのなら、そこにビジネスチャンスは生まれる。異能を売りたい人と、異能が欲しい人を結ぶお仕事――異能転売業はこうして成立した。僕の働く秘蹟商会もそんな異能転売業社の一つである。店舗は埼玉の片隅にある古い建物。働いているのは店長とアルバイトの僕二人だけ。まだまだ規模は小さいが、明日の成功を夢見て僕らは日夜奮闘している。「さてと・・・・・・ ポンコツかわいい店長のために、異能力保有者を捜しに行きますか」 第6回小学館ライトノベル大賞審査員賞受賞作。
出版社・メーカーコメント
もしかしてお姉さん、異能持ちですか?僕――世杉見識は目を放すとすぐサボる、意識の低いアルバイトである。自慢することではない。バイト開始当初は、「能転売業なんてうさんくさ過ぎる、すぐに逃げよう」なんて思っていたけど、異能関係者は変わっている人が多くて、ちょっと楽しいと感じている。異能というのは――超能力とか秘蹟とか、そんな呼ばれ方をする、とにかく不思議な力のことだ。それは人の願いと共に現れ、いつのまにか消えていく、一時の奇跡である。そう稀少なものでもないが、誰もが自由に手にできるわけではない。だから、持たない者は皆こう言う――自分も欲しい。欲しいと思う人がいるのなら、そこにビジネスチャンスは生まれる。異能を売りたい人と、異能が欲しい人を結ぶお仕事――異能転売業はこうして成立した。僕の働く秘蹟商会もそんな異能転売業社の一つである。店舗は埼玉の片隅にある古い建物。働いているのは店長とアルバイトの僕二人だけ。まだまだ規模は小さいが、明日の成功を夢見て僕らは日夜奮闘している。「さてと・・・・・・ポンコツかわいい店長のために、異能力保有者を捜しに行きますか」第6回小学館ライトノベル大賞審査員賞受賞作。