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昭和の武士道 悪用された戦陣訓

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-309-22639-2
4-309-22639-6
税込価格 1,650円
頁数・縦 192P 19cm

商品内容

要旨

平安末期の「弓馬の道」江戸中期の『葉隠』明治に入ってからの『武士道』…近代化と共に変容を遂げてきた武士道の本質を『戦陣訓』からひも解く。

目次

序章 いくつもの戦場で玉砕命令の根拠とされた『戦陣訓』とは何か
第1章 武士道が生まれた理由(武士道に教本はない
平安時代なかばから室町時代までの武士と武士道
戦国時代、安土桃山時代、江戸時代の武士道)
第2章 近代国家の新たな軍隊の誕生(国家を意識した幕末の武士道
明治維新と日本軍の成立
山県有朋と軍制の整備
『軍人勅諭』の下賜とその役割)
第3章 『戦陣訓』成立への流れ(対外戦争の時代の訪れ
近代化の中での武士道の変化
あい次ぐ戦争と軍部の勢力拡大)
第4章 『戦陣訓』とその影響(『戦陣訓』の本文(簡単な解説を付す)
日本の敗戦と『戦陣訓』の役割)

おすすめコメント

近代化と共に変容を遂げてきた”武士道”の本質を、「戦陣訓」からひも解く。戦後70年、日本人の拠り所になってきた精神性とは。

著者紹介

武光 誠 (タケミツ マコト)  
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。日本の思想・文化の研究に取り組む一方、広範な分野での執筆活動も行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)