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誰が天照大神を女神に変えたのか

PHP新書 1075

出版社名 PHP研究所
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-569-83247-0
4-569-83247-4
税込価格 880円
頁数・縦 210P 18cm

商品内容

要旨

皇室の先祖であり、神道の最高神である天照大神は女神とされているが、女神を最高神とすることは世界的にみて極めて稀なことである。実はもともと「天照」などと呼ばれる男性の太陽神の信仰があったのだが、六世紀半ばに巫女の神「大日女」が合祀されて女神となったという。一体誰が何のために、こんなことをしたのだろうか?さらに七世紀以降、天照大神の信仰に伊勢の太陽神の信仰も加わったのだが、古来伊勢には別のご神体があったという。現在の伊勢神宮は、どのようにして成立したのだろうか?古代史を専門とする歴史家が謎に迫る。

目次

序 天照大神が女性であることは、日本史最大の謎
第1章 複雑な性格をもつ天照大神
第2章 なぜ縄文人は女神を信仰したのか
第3章 祖霊信仰と婿入り習俗
第4章 男性の太陽神
第5章 天照大神はいかにして女神となったか
第6章 天岩戸神話はどのようにして生まれたか
終章 伊勢神宮はいかにして誕生したか

著者紹介

武光 誠 (タケミツ マコト)  
1950年山口県防府市生まれ。1979年、東京大学大学院国史学科博士課程を修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。日本古代史を専攻し、歴史哲学的視野を用いた日本の思想・文化の研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)