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ラカニアン・レフト ラカン派精神分析と政治理論

出版社名 岩波書店
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-00-002428-0
4-00-002428-0
税込価格 7,260円
頁数・縦 368,72P 22cm

商品内容

要旨

民主主義を享楽せよ!ラカンの精緻な読みから導き出された「享楽の政治学」が、ポスト・デモクラシーとポピュリズムの時代における「政治的なもの」を読み解く。

目次

ラカン左派を位置づける
第1部 理論篇―否認の弁証法(創造性のアンチノミー―社会的構築と政治的なものをめぐるラカンとカストリアディス
ラカンと共にラクラウを―享楽について:言説の情動的限界を交渉すること
ジジェクの「倒錯」―アンティゴネーの魅惑と行為のフェティシズム)
第2部 分析篇―享楽の弁証法(何が心をとらえるのか?―象徴的権力から享楽へ
ネーションを享楽すること―ある成功譚の裏面
情念の欠如―ヨーロッパのアイデンティティを再考する
消費主義の「享楽の政治」、そして広告の幻想
ポスト・デモクラシー時代の民主主義)

おすすめコメント

デモクラシーの主体は合理主義的で理性的であり、また情動的かつ享楽の主体だ──ラカンの精神分析から新たな政治理論の可能性へ。

著者紹介

山本 圭 (ヤマモト ケイ)  
1981年京都府生まれ。立命館大学法学部准教授。専門は政治学、政治理論。名古屋大学大学院国際言語文化研究科単位取得退学。日本学術振興会特別研究員、岡山大学大学院教育学研究科専任講師を経て現職。博士(学術)
松本 卓也 (マツモト タクヤ)  
1983年高知県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。専門は精神病理学。自治医科大学大学院医学研究科修了。博士(医学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)