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ラファエロ 作品と時代を読む

出版社名 河出書房新社
出版年月 2017年12月
ISBNコード 978-4-309-25586-6
4-309-25586-8
税込価格 3,850円
頁数・縦 283P 図版16P 20cm

商品内容

要旨

ラファエロ作品の奥、さらに奥へ―。三七歳という短い生涯で、何を描き、何を伝えたかったのか。教皇、貴族らの陰謀が交錯するルネサンスという時代を読み、そこで彼がいかなる創造をなしとげたかを、代表作から分析する。

目次

序章 ラファエロ―時代と人間像
第1章 ウルビーノからフィレンツェへ―フィレンツェ時代の三大聖母子画
第2章 「署名の間」の装飾におけるイメージ・ソース―プラトンとダンテ
第3章 激烈なるラファエロ―“ヘリオドロスの追放”(一五一一年)
第4章 ローマ第一の画家として―教皇レオ一〇世時代のラファエロ
第5章 テヴェレ河畔の「愛の館」―ヴィッラ・ファルネジーナにおける古代神話画
第6章 最後の大作―“キリストの変容”(一五一八‐二〇年)

おすすめコメント

わずか37年の短い生涯でラファエロは何を描き、何を描きたかったのか。教皇、貴族らの陰謀うずまくルネサンス期のイタリアという時代を読み、ラファエロが作品に残した「意味」に迫る。

著者紹介

越川 倫明 (コシカワ ミチアキ)  
1958年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。国立西洋美術館主任研究官を経て、東京藝術大学美術学部教授。専門はイタリア美術史
松浦 弘明 (マツウラ ヒロアキ)  
1960年岐阜県生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業後、イタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学へ留学。帰国後、東京藝術大学大学院博士後期課程満期退学。順天堂大学非常勤講師などを経て、多摩美術大学教授。大学以外でも日伊協会、朝日カルチャーセンター、NHK文化センターなどで西洋美術史とイタリア語の講座を担当
甲斐 教行 (カイ ノリユキ)  
1960年東京都生まれ。1990‐96年、フィレンツェ大学文哲学部留学。1997年、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程満期退学。茨城大学教育学部教授。博士(文学)。専門はイタリア近世美術史
深田 麻里亜 (フカダ マリア)  
1980年東京都生まれ。2007‐09年、ローマ大学(ラ・サピエンツァ)留学。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。同大学美術学部教育研究助手を経て、東京藝術大学他講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)