「ＳＰＩ」「ＮＳＰＩ」は、「性格適性検査」と「能力検査」から成っている。受験者としてはとにかくどんな内容なのかは知っておく必要がある。で、まず「性格適性検査」についていえば、これは各企業、必ずといってよいほど実施するものである。「ＳＰＩ」「ＮＳＰＩ」の生命は、実はこの「性格適性検査」にあるからである。どこの企業も、「性格適性検査」によって受験者の性格、個性、人となりといったものをよく知りたいのだ。それには「ＳＰＩ」「ＮＳＰＩ」の「性格適性検査」は、まさにうってつけのツールなのである。どんな点がうってつけなのかは、本書で実際に見てもらえばわかる。計５００もの質問がつぎづきと浴びせられ、あなたは否応なしに、“裸の自分”を見せてしまう。巧妙・精緻に構成された質問に答えていくうちに、いつのまにか丸裸にされてしまっているのだ。このテストが多くの企業人事部に重用される所似である。一方、「能力検査」だが、実はこれも難度は高い。「能力検査」の成績が悪いことを理由に受験者を落とすことができるからである。つまり、表向きの不採用の理由―それを正当化してくれるツールが「能力検査」だということである。

性格適性検査
検査（言語能力
非言語能力）
模擬試験