• 本

博士の本棚

出版社名 新潮社
出版年月 2007年7月
ISBNコード 978-4-10-401305-0
4-10-401305-6
税込価格 1,650円
頁数・縦 310P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 本に向き合い、言葉の海に身をゆだねながらいるとき、読書子の身は閉ざされたひとりだけの世界に置かれている。だがそんなとき、このような本に出会うと、世界の片隅に自分と同じ人間を発見したような連帯感めいた感情を覚えるのである。読書の愉しみは自分でじゅうぶん分かっているつもりであっても、同じ気持ちをもった人が世の中には他にいる、という事実を示されるたび、その回数ぶん歓びは増すのである。次の読書のための本選びとしても、あれこれ目移りしてしまうほど魅力的な書評が紹介されている。これでまた、積読が増えることを覚悟せねば。 (のり)

    (2008年4月19日)

商品内容

要旨

本という歓び、本という奇跡。『博士の愛した数式』で第一回本屋大賞を受賞した著者が、大好きな本の数々を紹介しつつ、本とともに送る生活の幸福を伝える極上のエッセイ。

目次

1 図書室の本棚―子供の本と外国文学(図書室とコッペパン
秘密の花園・小公子・小公女 ほか)
2 博士の本棚―数式と数学の魅力(三角形の内角の和は
完全数を背負う投手 ほか)
3 ちょっと散歩へ―犬と野球と古い家(気が付けば老犬…
わずか十分の辛抱 ほか)
4 書斎の本棚―物語と小説(葬儀の日の台所
アウシュヴィッツからウィーンへ、墨色の旅 ほか)

出版社
商品紹介

子供時代、わたしのお気に入りの場所は、図書室とこたつの中だった──。数学の本、文学の本、本とともに送る生活の幸福を伝える、極上のエッセイ。

おすすめコメント

子供時代、わたしのお気に入りの場所は、図書室とこたつの中だった──。数学の本、文学の本、本とともに送る生活の幸福を伝える、極上のエッセイ。

著者紹介

小川 洋子 (オガワ ヨウコ)  
1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。’88年『揚羽蝶が壊れる時』で海燕新人文学賞、’91年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、’06年『ミーナの行進』で谷崎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)