• 本

そうか、もう君はいないのか

出版社名 新潮社
出版年月 2008年1月
ISBNコード 978-4-10-310817-7
4-10-310817-7
税込価格 1,320円
頁数・縦 156P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 妻とのことを描いた城山三郎の遺稿

    妻とのことを描いた城山三郎の遺稿。まずその短さに城山三郎の体の辛さが分かる。
    闘病の中で夫婦のことを淡々と綴られ胸にしみる。

    (2009年1月11日)

商品内容

要旨

五十億の中でただ一人「おい」と呼べる妻へ―愛惜の回想記。新発見遺稿。

出版社
商品紹介

甦る面影、声にならぬ悲しみ。最期まで天真爛漫だった君よ……。亡き妻との人生の日々をつづった、凛として純真な愛あふれる「妻との半生記」。感涙の絶筆。

おすすめコメント

天真爛漫な面影、声にならぬ悲しみ。凜として純真な愛に満ちた、妻との半生記。最愛の妻・容子が逝った……。特攻隊から復員した学生だった頃の奇跡的な出会い、文壇デビュー当時の秘話、取材旅行の数々、甦る人生の日々。そして衝撃のガン告知から、二人だけの最期の時間。生涯、明るさを失わなかった妻よ、君は天から舞い降りた妖精だった……。昨春、少年のような微笑を浮かべて逝った著者が遺した感涙の手記。

著者紹介

城山 三郎 (シロヤマ サブロウ)  
1927‐2007。名古屋生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎えた。一橋大学卒業後、愛知学芸大学に奉職、景気論等を担当。1957(昭和32)年、『輸出』により文学界新人賞、59年『総会屋錦城』で直木賞を受け、経済小説の開拓者となる。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞受賞の『落日燃ゆ』等、多彩な作品群は幅広い読者を持つ。96(平成8)年、菊池寛賞を、2002(平成14)年、朝日賞を受賞。2007年3月22日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)