• 本

スズキが覗いた芸能界

新潮文庫 ま−33−1

出版社名 新潮社
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-10-134651-9
4-10-134651-8
税込価格 524円
頁数・縦 264P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 永遠の「芸能界アマチュア」です。

    キラめきと、うさん臭さが背中合わせの芸能界。今でこそ飛ぶ鳥落とす勢いの松尾スズキ氏が、26歳にして芸能界に足を踏み入れた当時を語ります。いきなりのテレビ出演、大人計画の旗揚げに「笑っていいとも!」出演‥。どんどんステージを上げていく松尾氏。CM出演歴や、「物書き」としての話、ナレーター業も増えて恐いものなしのようですが、しかし、彼は常に“部外者”としての目で、芸能界を覗き続けます。2004年に出版されたものの文庫化ですが、文庫化記念の特別企画として、TBSプロデューサーの磯山氏、そして阿部サダヲ氏との爆笑対談もあります。「僕はこれから、ダメになっていく」とか、「この台詞の覚えられなさ」など、マイナス思考で対談する松尾氏、大好きです!

    (2008年7月7日)

商品内容

要旨

TV初出演は水戸藩士役、ギャラは一万円だった。それからいろいろありました。「大人計画」草創期の思い出、女と旅行でキャンセル事件、伝説の深夜ドラマ執筆、連ドラ出演、そして映画監督に。でも結局、芸能界には馴染めそうもない。それでもひたすら腰低い。松尾スズキの独白を聞くうちに、あなたは現代の秘境へと迷いこんでしまうことだろう。阿部サダヲらとの豪華対談も収録。

目次

二六歳・松尾スズキ、宮沢章夫さんに会いに行く
「無」に浸された日々、初めてのテレビ出演依頼が!
水戸藩士役、ギャラは一万円也
夏が来た頃、大人計画は総勢六人になっていた
「冗談画報」から出演依頼が
居酒屋で大喧嘩!役者大量脱退で大ピンチ
僕がクドカンになりそこなった理由―対談・松尾スズキ×大塚恭司
泉麻人さんとのフリートーク、何も面白いことが言えなかった
コントユニット“鼻と小箱”、結成
「笑っていいとも!」に出てしまった〔ほか〕

著者紹介

松尾 スズキ (マツオ スズキ)  
1962(昭和37)年、福岡県生れ。俳優、演出家、脚本家、作家。’88年、「大人計画」を設立する。’97(平成9)年、『ファンキー!宇宙は見える所までしかない』で岸田國士戯曲賞受賞。2004年公開の初監督映画『恋の門』はヴェネチア国際映画祭に出品された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)