• 本

サヴァイヴ

出版社名 新潮社
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-10-305253-1
4-10-305253-8
税込価格 1,540円
頁数・縦 232P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • エースとアシストの大人の関係

    「サクリファイス」「エデン」に続くシリーズ待望第3段です。今作は前2作の主役である白石が物語の中心ではなく、白石がはじめに所属することになった日本のチーム、「チームオッジ」の白石加入以前のコアメンバーである赤城と伊庭に主眼が置かれている、どちらかというとスピンオフなストーリーとなっています。サクリファイスを読んだだけでは決して分からない伊庭というエースと、赤城というアシストの熱くもありドライな関係。みんなそれぞれがそれぞれに理想や目標をもち、時には嫉妬したり挫折したりしながらそれでもペダルを漕ぎ続けている姿は自転車乗りでなくても共感できます。

    (2011年8月11日)

商品内容

要旨

他人の勝利のために犠牲になる喜びも、常に追われる勝者の絶望も、きっと誰にも理解できない。ペダルをまわし続ける、俺たち以外には―。日本・フランス・ポルトガルを走り抜け、瞬間の駆け引きが交錯する。ゴールの先に、スピードの果てに、彼らは何を失い何を得るのか。

出版社
商品紹介

ゴールのもっと先にある、何かを俺は掴みたいんだ――「サクリファイス」「エデン」に隠された過去と未来。新たな真実が明かされる、待望のシリーズ。

おすすめコメント

目指すのはゴールじゃない。そのもっと先にある、何かを掴みたいんだ――。他人の勝利のために犠牲になる喜びも、常に追われる勝者の絶望も、きっと誰にも理解できない。ペダルをこぎ続ける、俺たち(ロードレーサー)以外には――『サクリファイス』『エデン』に秘められた過去と未来が今明かされる。スピードの果てに、彼らは何を失い何を得るのか。日本・フランス・ポルトガルを走り抜ける、待望のシリーズ!

著者紹介

近藤 史恵 (コンドウ フミエ)  
1969年大阪生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年、『凍える島』で、第4回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2008年には、『サクリファイス』で、第10回大藪春彦賞を受賞し、同作は第5回本屋大賞第2位にも選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)