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クラウドを支える技術 データセンターサイズのマシン設計法入門

WEB+DB PRESS plusシリーズ

出版社名 技術評論社
出版年月 2014年10月
ISBNコード 978-4-7741-6730-5
4-7741-6730-4
税込価格 2,838円
頁数・縦 219P 21cm

商品内容

目次

第1章 倉庫サイズのコンピュータの概要
第2章 ワークロードとソフトウェアインフラストラクチャ
第3章 ハードウェアの構成ブロック
第4章 データセンターの基礎
第5章 エネルギーと電力の効率
第6章 コストモデル
第7章 故障と修理の対処
第8章 今後へ向けて
Appendix 「比較でさらに見えてくる」スーパーコンピュータとWSC(2種類の巨大コンピュータの似ている点、違う点)

出版社・メーカーコメント

「クラウド」の設計/構築/運用の基本にスポットを当てた技術解説書。本書は,超大規模クラウドの一つGoogleのデータセンターを題材に,数千台のサーバを「1つのマシン」として協調動作させるための,一連のハードウェア+ソフトウェア関連技術を厳選解説。レイヤごとのポイント,コスト効率,消費電力,大規模な故障対策なども盛り込み,実稼働のシステムを支える基盤技術を丁寧に解き明かします。Google規模のインフラを,ゼロから作り,実際に動かし続ける。そこには,何が必要なのでしょうか。 巨大なクラウドを通して,エンジニアリングの源が見えてくる1冊です。『The Datacenter as a Computer: An Introduction to the Design of Warehouse-Scale Machines, Second Edition』(Morgan and Claypool Publishers,2013)の日本語翻訳版。

著者紹介

バロッソ,ルイス・アンドレ (バロッソ,ルイスアンドレ)   Barroso,Luiz Andr´e
ソフトウェアインフラストラクチャ、ストレージの可用性、エネルギー効率、ハードウェアの設計などを含む各種の技術分野で働いた経験を持つ。Googleのコンピューティングプラットフォームを設計するPlatform Engineeringチームの初代のマネージャである。Googleに移る前は、Digital Equipment Corporation(DEC、後にCompaqに買収された)の研究員を務めており、企業向けワークロードに対するプロセッサとメモリに関する開拓者的な業績を残している。この研究は、シングルチップのマルチプロセッサのPiranhaの設計に繋がり、現在は主流となっている、その後のマルチコアプロセッサの開発に影響を与えた
クライダラス,ジミー (クライダラス,ジミー)   Clidaras,Jimmy
2004年から複数の世代のGoogleのデータセンターの技術開発プログラムを率いており、エネルギー効率とコスト効率に関する専門家。電力、冷却、組み込みソフトウェアとデータセンターのR&D技術を担当するGoogleのPlatform Infrastructure Engineeringチームの初代のディレクタである。元々は航空工学分野を学び、Harris CorporationやE‐Systemsで通信や研究用の衛星搭載機器の開発を行っていた
ヘルツル,ウルス (ヘルツル,ウルス)   H¨olzle,Urs
Googleの初代のVice president of engineering(技術担当副社長)で、Googleの技術的な基盤の開発を率いている。現在は、Googleを動かしているサーバ、ネットワーク、データセンターとソフトウェアインフラストラクチャの設計と運用の責任者。スイスで育ち、Eidgen¨ossische Technische Hochschule Z¨urich(ETHZ、チューリッヒ工科大学)からコンピュータサイエンスの修士号を取得している。また、Fulbright scholar(フラブライト留学生)で、Stanford Universityで博士号を取得している。Stanford University(と後にSun Microsystemsに買収されたスタートアップの会社)の時代に、現在の多くの主要なJavaコンパイラで使われている基本的なテクニックを発明した
Hisa Ando (HISA ANDO)  
先端プロセッサの開発に40年間従事。シリコンバレーでSPARC64プロセッサの開発に従事。現在は、テクニカルライターとしてプロセッサやスーパーコンピュータ関係の報道や解説を中心に活動。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)