• 本

喜劇レオンスとレーナ

出版社名 BL出版
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-7764-0639-6
4-7764-0639-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 49P 28cm

商品内容

要旨

むりやり結婚させられるのがいやで逃げだしたレオンス王子。ところがお相手のレーナ王女も、親が決めた結婚にたえられず逃げだしていたのです。ドイツ文学の異端児、19世紀の劇作家ゲオルク・ビューヒナーの喜劇を、リスベート・ツヴェルガーが魅力的に彩ります。しゃれたイラストとともに、ゆかいな恋愛劇をお楽しみください。

出版社
商品紹介

王子レオンスは、親が決めた結婚を嫌がり国を出るが、その結婚相手の王女レーナも国を逃れ……。19世紀の戯曲を絵本化。

おすすめコメント

ポポー王国の王子レオンスとピピー王国の王女レーナはいちども会ったことがなく、結婚する気もありませんでした。ところが、国どうしのとりきめで、むりやり結婚させられることになったのです。結婚したくないふたりは、それぞれのお供をつれて、自分の国から逃げだしました。ところが、逃げているとちゅうで、ふたりはめぐりあい、恋に落ちてしまったのです。相手がどこのだれか、わからないまま・・・。   19世紀に書かれた3幕の喜劇を短く描き直した戯曲絵本。原作のゲオルク・ビューヒナーは、23歳という若さで亡くなりましたが、ドイツ文学史上異彩を放つ存在です。当時のドイツや権力への批判も、せりふに込められています。ツヴェルガーの絵は、美しく、まるで現代的な舞台を見ているような気分にさせてくれます。

著者紹介

ビューヒナー,ゲオルク (ビューヒナー,ゲオルク)   B¨uchner,Georg
1813年にダルムシュタット近郊で生まれた。23歳という短命ながら、ビューヒナーはドイツ文学史で異彩をはなつ存在。彼の戯曲『ヴォイツェク』『ダントンの死』は同時代の作品をはるかに超えて、現代演劇を先取りしている。革命的な政治活動のためにヘッセンの警察に追われ、チューリヒに逃げ、そこで学位をとってまもなく、チフスで亡くなった
ツヴェルガー,リスベート (ツヴェルガー,リスベート)   Zwerger,Lithbeth
1954年、ウィーン生まれ。ウィーン工芸大学で学ぶ。古典童話や文学作品のすぐれたイラストレーターとして知られ、国際アンデルセン大賞を受賞。1977年処女作『ふしぎな子』(冨山房)
アマン,ユルク (アマン,ユルク)   Amann,J¨urg
1947年、スイスのヴィンタートゥール生まれ。文芸批評家およびチューリヒ劇場の文芸部員として活動をはじめ、1976年から執筆に専念。散文、劇、詩、エッセイなどの作品はインゲボルク・バッハマン賞をはじめ、かずかずの賞を受賞している。40年以上にわたりすぐれた文学作品を生みだした。2013年に65年の生涯を閉じた
小森 香折 (コモリ カオリ)  
1958年、東京生まれ。ドイツ語教師をしながら翻訳と創作をはじめる。『ニコルの塔』(BL出版)でちゅうでん児童文学大賞と新美南吉児童文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)