沖縄本島の北西より領空域に侵入してきた一機の中国機。航空自衛隊は、無人機だと判断し撃墜するも、それは有人機だった。時を同じくして、中国漁船の大群が尖閣諸島周辺に押し寄せる。海上保安庁が暴走する中国船に威嚇射撃すると、謎の爆発を起こし撃沈させてしまう。日本政府が、両事件の対応に追われる中、沖縄独立推進派として初当選した仲宗根雅也県知事が、突如、沖縄の独立を宣言する。すぐさま、中国をはじめ二十数か国の国連加盟国が独立を承認しただけでなく、沖縄本島上空に多くの中国軍輸送機が姿を現わした。中国軍に次々と制圧されていく本島。政府は、この状況を侵略行為とみなし、沖縄奪還の戦いを挑むのだった―。