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村上春樹とアメリカ 暴力性の由来

出版社名 彩流社
出版年月 2001年6月
ISBNコード 978-4-88202-709-6
4-88202-709-7
税込価格 2,200円
頁数・縦 236P 20cm

商品内容

要旨

村上は、カーヴァーの日常性の理解を暴力の予兆として受け取った!?カーヴァー、チャンドラー、フィッツジェラルド、アーヴィング、オブライエン…アメリカ小説の受容を通して、村上文学の本質に迫る。

目次

第1章 都市の架空性を生きる・レイモンド・チャンドラー―『風の歌を聴け』の背景
第2章 反面教師としてのフィッツジェラルド―『ノルウェイの森』はなぜ深いか
第3章 記号としての暴力性・ジョン・アーヴィング―『羊をめぐる冒険』はどのように書かれたか
第4章 暴力性の由来―レイモンド・カーヴァーの受容
第5章 旅する村上春樹―『遠い太鼓』『やがて哀しき外国語』『辺境・近境』
第6章 暴力性を突破する・ティム・オブライエン再考―「5月の海岸線」から『約束された場所で』まで
終章 回帰する村上春樹―『スプートニクの恋人』と『神の子どもたちはみな踊る』

出版社
商品紹介

春樹における「暴力」の問題をフィッツジェラルド、アーヴィングらアメリカ作家の受容を通して読み取る。

著者紹介

吉田 春生 (ヨシダ ハルオ)  
1947年生まれ。大阪外国語大学ドイツ語科卒業。現在、鹿児島国際大学福祉社会学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)