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紀行文学のなかにスポーツ文化を読む

スポーツ学選書 7

出版社名 叢文社
出版年月 2002年10月
ISBNコード 978-4-7947-0429-0
4-7947-0429-1
税込価格 2,200円
頁数・縦 261P 20cm

商品内容

要旨

旅とは日常からの「離脱と移動」である。紀行文学のなかにはスポーツ文化の原風景がいっぱい―アメリカ大陸到達からはカヌー、ハンモック、ゴムボールが(『コロンブス航海記』)/酋長ツイアビの説得力ある「文明批判」(『パパラギ』)/多くの宇宙飛行士が霊的・神秘体験を報告(『宇宙からの帰還』)など11点をスポーツ史的に読解。

目次

『ギリシア案内記』上・下―古代ギリシアの祭典競技への誘い
『ペトラルカ ルネサンス書簡集』―近代登山の創始者ペトラルカ
『コロンブス航海誌』―スポーツの新時代を切り開いた「大航海」
『イタリア紀行』上・中・下―ローマの謝肉祭と「競馬」
『アルプス登攀記』上・下―マッターホルン初登攀の栄光と悲劇
『パパラギ』―文明人の身心の歪みを告発
『ヌバ』―「レスリング」 純潔の祭り
『南蛮のみち1』街道をゆく22―聖フランシスコ・ザビエルはスポーツ万能だった
『草の海』モンゴル奥地への旅―モンゴル・ナーダム祭の競馬と相撲
『アフガン褐色の日々』―「グローバリズム」の犠牲となる民族スポーツ
『宇宙からの帰還』―「宇宙スポーツマン」からのメッセージ

著者紹介

稲垣 正浩 (イナガキ マサヒロ)  
日本体育大学大学院教授。1938年生まれ。愛知県出身。スポーツ史専攻。東京教育大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。日本体育学会理事。前・スポーツ史学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)