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ベートーヴェンの『第九交響曲』 〈国歌〉の政治史

出版社名 鳥影社
出版年月 2004年12月
ISBNコード 978-4-88629-875-1
4-88629-875-3
税込価格 5,170円
頁数・縦 388P 22cm

商品内容

要旨

その最終章の『歓喜の歌』が、今やEUの歌にさえなった『第九』、その政治的読解を試みる。『第九』が誕生するまでの思想的・歴史的背景、誕生以後の『第九』の政治的受容をダイナミックに捉える。

目次

序論 “歓喜”の諸状況
第1部 近代政治音楽の誕生(『ゴッド・セイヴ・ザ・キング』とヘンデル崇拝
『ラ・マルセイエーズ』と最高存在
『歓喜の歌』と『皇帝讃歌』
ベートーヴェンとヨーロッパ協調 ほか)
第2部 『歓喜の歌』の政治的受容(ロマン派の崇拝
一八四五年ボンの祝典
ナショナリズムの時代の『第九交響曲』
一九二七年の没後百年祭 ほか)
結論 夢の批判と将来

出版社
商品紹介

第九交響曲の歓喜の歌は時代によって政治的に様々な扱われ方をされた。今や欧州の国歌にまでなろうとする状況を鋭く分析。

著者紹介

湯浅 史 (ユアサ フミ)  
立教大学大学院修士課程修了、フランス政府給費留学生として渡仏、パリ第三大学I.P.F.E.修了。現在、立教大学講師
土屋 良二 (ツチヤ リョウジ)  
東京外国語大学大学院修士課程修了。現在、津田塾大学、白百合女子大学ほか講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)