
こうしたら病院はよくなった!
出版社名 | 中央経済社 |
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出版年月 | 2005年2月 |
ISBNコード |
978-4-502-59230-0
(4-502-59230-7) |
税込価格 | 1,320円 |
頁数・縦 | 187P 19cm |
商品内容
要旨 |
病院は変わりうる!医療の質を向上させながら、3年間で57億円の収支改善をなしとげた埼玉県立4病院。看護師副院長の誕生をはじめとする「病院改革」の経験を病院事業管理者自らが語る。 |
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目次 |
第1章 埼玉県立病院改革の経緯 |
出版社 商品紹介 |
公立病院の経営改革に相次いで成功。「埼玉のゴーン」と言われた著者の体験をまとめた。 |
おすすめコメント
病院は変わりうる──!鹿児島市立病院の経営を立て直し、さらに埼玉県立4病院の経営改善・医療の質の向上にも成功した「埼玉のゴーン」と言われる著者の体験を貴重な資料を交えてまとめた一冊!エッセイストとしても高い評価を受けている著者がまとめた、読み応え十分の手記です。【本書の内容】3年間で57億円の収支改善を達成/人員のリストラは一切なし、医療の質は向上/看護師を副院長に抜擢、大きな効果が…他
内容抜粋
本書「はじめに」より
本序文最終頁に示した漫画は、日本の病院の現状を風刺したものである。院長の頭の中は、病院の行く方に待ちかまえている、暗く厳しい状況をどう切り抜けていくべきかという悩みで一杯である。具体的には、これからどんどん進む「国の医療費抑制政策」、「病院職員の高齢化」、「新しい医療機器や診療材料の出現とそれに伴う費用の増加」、そして最後には、大学病院を含めた、生き残りをかけての「他病院との競争の激化」である。この様な難関を乗り切って行くには、病院の全職員が目覚めて、病院改革に取り組まねばならないのだが、漫画に示すとおり、大方の病院の一般職員は、バラ色の未来が待っていると錯覚してのんびり構えている。「日本の病院、なかでも公立病院は改革せねばならない」、これが私がこの十年間、主張し続けてきたことである。公立病院は親方日の丸だから潰れることはないという安心感の中に、経営にまったく関心を持ってこなかった公立病院の職員は目を覚まして欲しい。国も地方自治体もその財政は行き詰まっているのだから。病院人の「意識改革」がなされれば、病院は変わりうる!