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言語にとって「人為性」とはなにか 言語構築と言語イデオロギー:ケルノウ語・ソルブ語を事例として

出版社名 三元社
出版年月 2005年6月
ISBNコード 978-4-88303-153-5
4-88303-153-5
税込価格 7,700円
頁数・縦 608P 22cm

商品内容

要旨

言語の「自然」視によって貶められた少数言語。日常的な言語使用から言語復興運動まで、少数言語の言語活動の分析から、意識性を不可避的に含む「人為性」によって、社会制度としての言語がいかに構築されるのかを明らかにし、言語現象を把握するための新たな視点と、その理論的枠組を提示する。

目次

第1部 本書の視座(目的と手順
理論的検討)
第2部 ケルノウ語の復興(ケルノウ語使用の堆積と言語イデオロギー)
第3部 事例研究―カトリック地域のソルブ語(調査地域の概要、先行研究および本研究の方法
カトリック地域のソルブ語使用の堆積
諸価値の競合―ソルブ語をめぐる言語イデオロギー
言語活動の現場―ヴォトロウ教区から)
第4部 展望(新たな理論化に向けて)

著者紹介

木村 護郎クリストフ (キムラ ゴロウクリストフ)  
1974年名古屋生まれ。1997年東京外国語大学外国語学部ドイツ語学科卒業。2002年一橋大学大学院言語社会研究科博士課程修了。上智大学外国語学部ドイツ語学科講師、博士(学術)。専攻、言語社会学、異言語教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)