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欲しかったモノ 赤木明登/小泉誠/坂田敏子/高橋みどり 永見真一/中村好文/前川秀樹/三谷竜二/山口信博

出版社名 ラトルズ
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-89977-131-9
4-89977-131-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 139P 26cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 本書は、赤木明登、小泉誠、中村好文、三谷龍二といった肩書きも個性も違った9人の人気クリエーターが、高松の地場メーカーや職人と共同で新たな視点からのモノづくりを試みた記録です。各ジャンルで活躍するクリエーターたちが、自分が本当に「欲しかったモノ」を自由につくってみたこのプロジェクトは、彼ら作り手側にとっても原点を見つめるいい機会だったようです。アプローチは様々なものの各メンバーに共通しているのが、自分の生活の中から発想するモノづくりを行っていること。このプロジェクトで制作された100点以上の作品は、「欲しかったモノできた」展として高松を皮切りに全国を巡回中です。

    (2014年3月31日)

商品内容

要旨

9人のクリエーターが自分の暮らしから発想したモノづくり。

目次

赤木明登―いちばん大切なのは暮らし。人と一緒にいることを慈しめる道具があったらいい。
小泉誠―その土地だからこそできること。自分がつくりたいと思えること。二つが合致した時にデザインが生まれる。
坂田敏子―いつも使い手としてつくってる。生活に根ざした、身体に必要なモノ。自分が使いたいモノをさりげなくつくっていきたい。
高橋みどり―自分が欲しいと思えなくては世に出す意味がない。プロの使い手の感覚を貫いたモノづくり。
永見眞一―「つくる」ことと「売る」ことの絶妙なバランス。木を知り抜いた、八十三歳現役デザイナーの果敢な挑戦。
中村好文―建築も道具も目指すのは、奇抜でも特別でもない、「ふつうでちょうどいい」モノ。
前川秀樹―アートから生活道具へ。境界を越えて広がる創作のフィールド。結局は、好きなモノをどう表現するか。
三谷龍二―美しさとは、使い飽きないこと。使われてはじめてモノに力が生まれる。だからきちんと使えるものに。
山口信博―人とモノの間には、原始的で根源的な感覚があったはず。その探求が普遍的なモノへと導く。
自分の仕事や暮らしから発想する9人のモノづくり(中村好文)