• 本

開発のための政策一貫性 東アジアの経済発展と先進諸国の役割 経済協力開発機構(OECD)財務省財務総合政策研究所共同研究プロジェクト

出版社名 明石書店
出版年月 2006年3月
ISBNコード 978-4-7503-2288-9
4-7503-2288-1
税込価格 11,000円
頁数・縦 650P 22cm

商品内容

要旨

本書は、OECDが途上国の経済発展に資する一貫性のある政策を定義し、採用するためのガイドラインを作成しようという試みの一部である。OECDは、このような試みを通じて、公平性を伴う成長と貧困削減という目標を達成するための世界的なイニシャチブに貢献している。本書はまた、発展途上諸国とOECD諸国双方の政府間関係者、専門家、研究者、そしてこの分野に関わるすべての人々に対して、より貧しい国々の国際経済への統合を促進するために、お互いに調和の取れた政策を形成するための手段を提供する試みの一部でもある。

目次

第1部 序論、概説および政策上の結論(東アジアの奇跡と危機を超えて)
第2部 先進諸国の政策による相互作用とその影響(マクロ経済の管理と金融的安定―東アジアへの影響
アメリカとEUの貿易政策―東アジアの課題 ほか)
第3部 東アジアにおける政策の役割(東アジアの経済統合と協調
東アジアにおける重層的発展プロセス―貿易と海外直接投資の相互依存関係 ほか)
第4部 開発政策への教訓(CLMV諸国への教訓―世界・地域市場への統合
南アジアへの教訓―東アジアの経験を超えて ほか)

著者紹介

河合 正弘 (カワイ マサヒロ)  
1947年岡山県生まれ。1971年東京大学経済学部卒業。1973年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、1978年スタンフォード大学経済学Ph.D.取得。1977年ブルッキングス研究所リサーチ・フェロー、1978年ジョンズホプキンス大学経済学部助教授・准教授を経て、1986年東京大学社会科学研究所助教授、1993年同教授。その後、1998年世界銀行東アジア大洋州地域担当チーフエコノミスト、2001年財務省副財務官、2003年同財務総合政策研究所長を歴任し、東京大学社会科学研究所教授に復帰。現在アジア開発銀行総裁特別顧問兼地域経済統合室長
深作 喜一郎 (フカサク キイチロウ)  
1952年東京都生まれ。1975年慶應義塾大学経済学部卒業。1977年慶應義塾大学経済学研究科修士課程修了。1983年英国サセックス大学大学院経済学博士課程修了(D.Phil.取得)。1983年GATT(現WTO)事務局スタッフ・エコノミスト。1990年よりOECD事務局に勤務。現在、OECD開発センター参事官(国際経済学・開発経済学)
プランマー,マイケル・G. (プランマー,マイケルG.)   Plummer,Michael G.
ミシガン州立大学経済学Ph.D.取得後、1988年イースト・ウエストセンター研究員、2001年ブランダイス大学経済学部助教授等を経て、現在は、ジョンズホプキンス大学ボローニャ・センター教授
トルチアック=デュヴァル,アレクサンドラ (トルチアックデュヴァル,アレクサンドラ)   Trzeciak‐Duval,Alexandra
およそ20年におよぶ世界銀行(ワシントン)勤務を経て、1991年からOECD事務局に勤務。2002年OECD事務局官房内に創設された政策一貫性担当調整官等を経て、2005年8月から経済協力局政策調整部長。専門は、ロシア地域経済・経営論(MBA)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)