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資源人類学 09

身体資源の共有

資源人類学   9

出版社名 弘文堂
出版年月 2007年12月
ISBNコード 978-4-335-51099-1
4-335-51099-3
税込価格 5,500円
頁数・縦 360P 22cm
シリーズ名 資源人類学

商品内容

要旨

人的資源、とりわけ資源としての人間身体―身体を資源=手段として捉え、その主体的側面と物的側面の双方を、狩猟、牧畜、職人労働、芸能などの実践面で比較しつつ、象徴系と生態系の相互作用のなかで解明する。

目次

序 身体資源の共有
1 生成(からだの資源性とその拡張―生態人類学的考察
生活世界の資源としての身体―カナダ・イヌイトの生業にみる身体資源の構築と共有
狩り=狩られる経験と身体配列―グイの男の談話から)
2 継承(手指を使って土器をつくる―エチオピア西南部アリ女性職人による身体技法
歌舞が儀式的なものとなる機構―西浦田楽に見られる「離脱」と「放置」)
3 変容(「糞肛門」の出現―マッサージ、身体の資源化・資源の身体化の現場から
複数化する間身体―現代ケニアのムンギキ・セクトを事例として)
4 漂流する自己(家族形成資源としての配偶子の空間的・時間的トランスファー
国際養子縁組におけるアイデンティティの問題―スウェーデンの場合
資源の放棄)

著者紹介

菅原 和孝 (スガワラ カズヨシ)  
1949年生。京都大学大学院人間・環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)