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水鏡とその周辺の語彙・語法

笠間叢書 371

出版社名 笠間書院
出版年月 2007年12月
ISBNコード 978-4-305-10371-0
4-305-10371-0
税込価格 9,900円
頁数・縦 456,20P 22cm

商品内容

要旨

近年、中世文学の中で見直されつつある、鎌倉時代初期頃の歴史物語『水鏡』は、音韻・文法の変革期を証する貴重な資料である。本書は、重要な語彙・語法がこの物語の中に存在している事を、多くの用例を求めて解析。諸本の中で、鎌倉期の古写本である「専修寺本」が、最も本文が優れていることを実証し、国語史資料として、極めて重要であることを証明する。

目次

第1部 『水鏡』の語彙・語法(中世的語彙・語法
各論)
第2部 『水鏡』周辺の語彙・語法(副助詞「とかや」
仰せられ掛く
「小一条のおとゝときこえさせ給めり」考
動詞二題
鏡物のことば
八巻本『大鏡』の性格について)
書評

出版社
商品紹介

鎌倉期初期頃の成立とされる『水鏡』に顕在する中世的語彙・語法を詳細に検証する労作。その他『大鏡』なども扱った、渾身の1冊。

著者紹介

小久保 崇明 (コクボ タカアキ)  
昭和5年4月埼玉県に生まれる。昭和25年3月東京第一師範予科修了。昭和29年3月東京学芸大学中等教育学科(国語専攻)卒業。昭和33年3月日本大学大学院文学研究科(国文学専攻)修了。都留文科大学文学部講師、助教授、教授、日本大学文理学部教授、日本大学法学部教授を経て、日本大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)