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リリアン・E・スミス『今こそその時』 「ブラウン判決」とアメリカ南部白人の心の闇

出版社名 彩流社
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-7791-1383-3
4-7791-1383-0
税込価格 3,080円
頁数・縦 263,33P 20cm

商品内容

要旨

アメリカの人種の問題を理解するために―。人種隔離の意識構造を暴くリリアン・E・スミスの世界。1954年、人種別学を違憲とした「ブラウン判決」から半世紀を経てなお根深い人種の問題を抱えるアメリカ―「ブラウン判決」の翌年に出版された『今こそその時』の翻訳と解説。スミスの南部主義をアフリカニズムやオリエンタリズムといったポストコロニアルな概念と重ね、今日的意味を読み取る。

目次

第1部 翻訳『今こそその時』(今こそその時
行動や言葉で示すべきこと
二五の質問)
第2部 考察 ポストコロニアリズムの時代におけるリリアン・E・スミスの再評価(人種隔離に対する闘いの歴史の今
リリアン・E・スミスの視座
『夢を殺した人たち』―人種隔離の心理
『夢を殺した人たち』―南部の宗教と白人
『夢を殺した人たち』―スミスのプアホワイト分析(一) ほか)

出版社
商品紹介

「ブラウン判決」の翌年に出版された『今こそその時』の翻訳と解説。人種隔離の意識構造を見透かすスミスに今日的な意味を見る。

著者紹介

スミス,リリアン・E. (スミス,リリアンE.)   Smith,Lillian Eugenia
1897‐1966。アメリカ合衆国フロリダ州に生まれる。17歳のときに移り住んだジョージア州クレイトンを拠点に、アメリカ南部の人種隔離の問題を、アジア・アフリカにおける植民地主義や共産主義の歴史・現状をも視野に入れてとらえた小説家、思想家、活動家、雑誌編集者
廣瀬 典生 (ヒロセ ノリオ)  
1948年11月奈良県生まれ。関西学院大学法学部教授。アメリカ文学・文化専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)