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攘夷と皇国 幕末維新のネジレと明治国家の闇

出版社名 批評社
出版年月 2009年5月
ISBNコード 978-4-8265-0503-1
4-8265-0503-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 265P 20cm

商品内容

要旨

薩長による倒幕・権力奪取の謀略と化した尊皇攘夷の内実を暴き、幕末・維新の混沌と明治国家の底知れぬ闇を抉り出し、幻想の皇国(大日本帝国)への道を跡付ける。

目次

第1部 幕末・維新の暗部(明治維新とネジレ
坂本龍馬と明治維新
大政奉還の謎
赤報隊事件と明治維新の本質
会津・函館戦争と「偽りの明治維新」)
第2部 皇国思想と征韓論(皇国思想というイデオロギー
封建制の解体とその反動
征韓論とは何か
大義名分なき征韓論
維新政府の危機と征韓論)
第3部 大日本帝国への道(敬神党が突きつけたもの
竹橋事件という闇
日清戦争と脱亜入欧
日露戦争と『坂の上の雲』)

出版社・メーカーコメント

薩摩・長州の討幕軍は、徳川幕府が開国への舵を大きく切るなかで、尊皇攘夷(王政復古)を錦の御旗に明治国家を創建するが、藩閥政府は、攘夷を放棄したまま開国・欧化、そして日清・日露戦争をとおして海外侵略への道をひた走り、大日本帝国へと変貌する。; ;倒幕・権力奪取の謀略と化した尊皇攘夷の内実を暴き、幕末・維新の混沌と明治国家の底知れぬ闇を抉り出し、近代日本のネジレ構造の緻密な検証をとおして幻の皇国(大日本帝国)への道を解読する。

著者紹介

備仲 臣道 (ビンナカ シゲミチ)  
1941年、朝鮮忠清南道大田生まれ。山梨県立甲府第一高校卒、山梨時事新聞記者、同労働組合書記長。月刊「新山梨」編集発行人。2002年、第6回岡山・吉備の国「内田百〓(けん)文学賞」優秀賞受賞
礫川 全次 (コイシカワ ゼンジ)  
1949年生まれ。在野史家。歴史民俗学研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)