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対話としてのテレビ文化 日・韓・中を架橋する

叢書現代社会のフロンティア 17

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2011年12月
ISBNコード 978-4-623-06072-6
4-623-06072-1
税込価格 4,180円
頁数・縦 285P 20cm

商品内容

要旨

テレビ文化の交流は他者のイメージを変えるだけでなく、自らの社会や文化に対してもこれまでとは違う見方をもたらし、自己と他者との関係性について新たな意識を芽生えさせる。その意味で、それはまさに「対話」であるといえるだろう。本書は、日本・韓国・中国のテレビ文化の交流の歴史と現在を、対話をテーマに検討していく。

目次

テレビ文化が育む東アジアの対話
第1部 越境するテレビ文化(テレビ文化交流の歴史
『花より男子』にみるドラマ制作と海外進出の戦略)
第2部 テレビ番組の相互受容の実態(テレビ・オーディエンスの“現在”―東京・ソウル・北京の比較
日常性と非日常性が織りなす共感―北京の特徴
越境対話の可能性と限界―ソウルの特徴
「他者」理解の契機としてのドラマ視聴―東京の特徴
テレビ文化交流の現在―調査を終えて)
第3部 交流から対話へ(テレビ文化をとおした対話に向けて―パネルディスカッションの記録)
テレビドラマがつなぐ東アジア

著者紹介

岩渕 功一 (イワブチ コウイチ)  
早稲田大学法学部卒業。日本テレビ放送網株式会社勤務ののちオーストラリアに移り住み、ウェスタン・シドニー大学でPh.D.取得。国際基督教大学助教授、早稲田大学助教授を経て、早稲田大学国際教養学部教授。専門はメディア・文化研究、グローバル化とトランスナショナリズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)